ニホンは終わってしまうのか!
約1年半ぶりに日本に帰って来て『ニホンは本当に終わってしまうのか!』と言う視点でツイートさせて頂いております!
本当は不安に感じながらなんで変われないのか
という大きな疑問があります。
※ 成田からの帰り、都内の自宅近くでも百円コンビニでカートを杖がわりのお婆ちゃまがレジで一円玉迄一つ一つ時間をかけてお支払いになりやっとのことですお帰りになりました。
ミラノてもマンハッタンでも見かけない光景でございました。
変われない原因 1
シルバー民主主義社会
毎年今では毎年30万人くらいの総人口が減少しています。
人口が減るだけでなく、少子化のため20歳から50歳の生産の中核となる層の人口が供給不足となり高齢者の比率だけが増加する構造的要因が極限状態を迎えつつあります。
消費税を多少上げても、将来の社会保障は劣化し続けてるだけでなく、GDPの60%の個人消費は、減り続けることになります。
将来に不安を抱えた高齢者超保守層の保守的政治行動が日本社会と政治の方向を決める事になります。
更に、保守的傾向は企業や若者に迄広がっております。
しかも、人権の本質や革命を知らず黒船や敗戦で変わった日本、この政党なら他よりまし、この総理大臣なら他よりましが判断基準となる危機を通り越した恐怖社会であると言う認識も持てないでいます。
変わらない原因 2
創造性に価値を置かない社会
創造性だけが価値を生むパラダイムに転換した
真面目に一生懸命働く、一生懸命勉強して東京大学を出ました、という事だけでは価値ある結果に繋がら無い時代になりました。
今迄の価値観では取り残された日本、衰退した日本は更に進行し続けてる事になります。
コモディティ化した家電、競争力を失った造船、テスラを持たない自動車。
創造性の塊となった商品、金融、IT産業、日本はズルズルと後退し続けて取り返しのつかない領域に入りつつあります。
日本を支えた追いつき追い越せの価値感は終焉を迎えたのです。
スティーブ・ジョブズ、イーロンマスク一人でも日本の現状を大きく変えることができます。
東京大学を出たと言う事だけでは、日本のおばさま逹の信仰の対象となるだけで何の価値もありませんし、ニューヨークでは名前さえ知られていません。
変わらない原因 3
特殊日本のプライド
日本は世界でも特殊な国、日本人は優れた民族、日本のおもてなしは最高で他国には無い。日本に住む事は最高、日本料理は世界的に評価されている。日本の東京大学は優秀、官僚も素晴らしい能力がある。
あげたらキリがありません。
確かに否定するつもりはありませんが、
特殊国家日本のプライドは危機的レベルにある。
こんな状況でも外国人の日本 ぼめに敏感、マスコミが更に追い討ちをかけているのです。
漠然とした不安はあるけれど、日本はとってもいい国だ!
本当かな?
国連の幸福度ランキング58位
は紛れも無い事実だ、このランキングさらに後退しようとしている。
年金、医療制度も更に後退、この場に及んで待機児童、教育の無償化をまだ論議しています。
画一化された犠牲にもあるおもてなし
確かに、きめ細かいサービスはずば抜けたものがあります。
レジ袋、開けたり持ちやすくしたり
笑顔で、お客を褒めちぎりたり
落としものを帰ってきたり
お客が見えなくなる迄見送ったり
驚くようなサービスに溢れています
しかし、おもてなしの最高峰の一つ百貨店、毎朝一律に表情筋で笑顔のトレーニング、理不尽なお客の機嫌を損ねたらクレームとなりフロアーに数人の社員の膨大なエネルギーがかけられたます。
百貨店は場所貸業、最後は始末書や所謂出禁になります。お客と販売員は対等ではなく、ヨーロッパの様に対等な接客は許されないのです。
おもてなし観光の陰
日本は観光産業に光りを見いだしていいます。
たしかにに、日本が生き残る一つの道になりつつあります。
所謂爆買いは過渡的現象ですから、おもてなしの文化が観光のあらゆる面で生きてくる必要があります。
観光の現状に日本人に多くは胸を張りますが特殊日本のプライドがすぐに頭をもたげてきます。
本当は、観光客はまだパリの三分の一2018年で12位あの狭い香港をやっと追い抜いた段階です。
日本の観光はまだ○○様御一行の域にあります
一泊2日で豪華食事(毎日同じパターン),同じ時間帯の集団食事や布団を畳んだホコリの部屋での食事はまだ普通の光景です。
日本の旅館や都心の老舗ホテルでさえ世界的サービスを備えたホテルランキングには遠く及びません。
物作り大国ニッポンは幻想か
東大阪、蒲田日本の物作りの原点は衰退しきっています。
精密さ、高度な技術は創造性に溢れたコンセプトを持つものの下請けや孫請けは出来てもトップランナーにはなれません。
ニホン電産、キーエンス世界的シェアを持つ超優良企業ですがアップルにはなれないのです。